【球芽基金 × MetaAge(邁達特)× STP26チーム】
球芽基金では「野球教室」の講座を通じて、子どもたちが野球以外のさまざまな分野に触れる機会を届けています。練習や試合だけでなく、より広い世界を知り、将来のさまざまな可能性を見つけてほしいと考えています。
今回は、MetaAge(邁達特)と再び協力し、「STP種子人材育成プログラム」第26期の皆さんをお招きしました。球芽基金が支援する野球チームを訪れ、新たに企画した「AI魔法の旅」のプログラムを通して、子どもたちと一緒にAIの世界を探検するとともに、インターネット上の情報や詐欺から身を守ることの大切さについて学びました。
MetaAge(邁達特)は、長年にわたり地方の教育支援に取り組んでいます。2年連続で中古ノートパソコンを寄贈し、球芽基金の支援校にデジタル学習のための環境を提供してきたほか、これまでにも球芽基金やSTPのメンバーとともに五峰小学校、汶水小学校を訪れ、子どもたちにAIの基礎を学ぶプログラムを届けてきました。
今年は再び新竹を訪れ、関西小学校と中山小学校の野球チームを対象に講座を開催。さまざまなプログラムを通して、子どもたちが実際に操作し、自分の手でAIを体験できる機会を設けました。
講座の最初には、STPのお兄さん・お姉さんたちが、AIで生成された画像やインターネット上の情報を例に挙げながら、子どもたちに紹介しました。
インターネット上にはますます多くの情報があふれ、本物と偽物を見分けることも難しくなっています。AIについて知るだけでなく、情報が正しいかどうかを確認し、自分自身を守ることも大切だと伝えました。
続いて、子どもたちはタブレットを手に取り、ステージクリア型のゲームに挑戦。一つずつミッションをクリアしながら、次のステージを目指していきます。教室では、あちらこちらから子どもたちの歓声が上がりました。短い休憩時間になると、低学年の子どもが、「休憩しないで、このまま続けてもいい?」と聞きに来るほど、夢中になって取り組んでいました。
ゲームを終えると、今度は子どもたち自身が「AIクリエイター」に変身。簡単な指示を入力しながら、オリジナルの野球キャラクターカードを作りました。
自分を「ブロッコリーお兄さん」に変身させる子、「ニンジン野球名人」を生み出す子、さらには4本の腕で4本のバットを同時に振る「野球スーパーマン」をデザインする子も。次々と飛び出す自由な発想に、STPのお姉さんたちやコーチも思わず笑顔になりました。
中山小学校では、AIを使って野球チームの部員募集ポスター作りにも挑戦しました。子どもたちは次々にアイデアを出し合い、さまざまな指示を何度も試しながら作品を仕上げていきます。少しずつ完成していくポスターを見つめる子どもたちの表情には、大きな達成感があふれていました。
最後の感想を共有する時間には、多くの子どもたちが一番楽しかったのは「自分で指示を出して絵を作ったこと」と話してくれました。頭の中で思い描いたものをAIを使って実際の画像にするのは、子どもたちにとって初めての体験です。
「今度もまた、お兄さんやお姉さんたちに来てほしい。一緒に遊んだり、絵を描いたりしたい!」とうれしそうに話す子どももいました。
普段、子どもたちがパソコンを使うのは、調べものをしたり、野球の動画を見たりするときがほとんどです。そんな子どもたちにとって、初めて自分自身でAIを操作し、指示を入力することは、とても新鮮な体験となりました。
テクノロジーは、ただ便利に使うための道具ではありません。自分の創造力を発揮したり、自分の考えを表現したりするための一つの方法にもなる――。今回の体験を通して、子どもたちはそんな新しい可能性にも触れることができました。
地方の教育を継続して支援してくださっているMetaAge(邁達特)、そして時間をかけてプログラムを企画し、子どもたちと一緒に遊び、学んでくださったSTP第26期の皆さんに、心より感謝いたします。
球芽基金はこれからも「野球教室」を通じて、一粒一粒の球芽、一人ひとりの子どもたちが、野球を入り口に、少しずつより広い世界と出会っていけるよう、さまざまな学びの機会を届けていきます。














